半世紀にわたり、日本航空のシンボルマークとして親しまれてきた「鶴丸」の最後の塗装機が31日夜、羽田-大阪(伊丹)の往復便でラストフライトを迎え、搭乗客や航空ファンらが別れを惜しんだ。
「スピード感と日本のイメージを想起する伝統的なデザイン」として、1959年に考案された鶴丸は、60年から機体に描かれた。
2002年の日本エアシステムとの統合で、太陽をイメージした新しいマークに変わり、尾翼は徐々に塗り替えられ、残すところ国内線の1機となっていた。
羽田空港では午後6時30分、大阪行きの133便が出発。搭乗ゲートでは、日航のスタッフ約30人が並び、「さよなら鶴丸」と横断幕を掲げて見送った。
読売日航のシンボルマークとの別れ。
時代は流れていくものですね。