インターネットコム株式会社とJR 東海エクスプレスリサーチは「テレビとインターネットに関する調査」を行い、テレビとインターネットに対するユーザーの意識を探った。
調査対象はインターネットユーザー330人。男女比は男性38.5%、女性61.5%、年齢別は、20歳未満0.0%、20代17.9%、30代 37.0%、40代27.3%、50代12.4%、60代5.5%、70歳以上0.0%。地域別は、北海道0.9%、東北2.1%、関東40.6%、甲信 越0.6%、東海34.5%、北陸0.9%、近畿15.5%、中国2.4%、四国0.6%、九州沖縄1.8%。
まず「家に片方だけ導入するとしたら、テレビとインターネットのどちらを選びますか?」との質問を見てみよう。「インターネット」を選んだ回答者は52.7%(174人)、「テレビ」を選んだ回答者は30.6%(101人)であった。
インターネットユーザーは、テレビよりもインターネットを重要視する傾向が強いようだ。
次に「情報」と「娯楽」という面に限定して、テレビとインターネットに対する意識を比較してみよう。
テレビとインターネットを比較して「どちらのほうが有益な情報を入手できますか?」という質問を行ったところ、「インターネット」との回答が66.4%(219人)と6割を超え、「テレビ」を選んだ回答者は10.0%(33人)にとどまった。
インターネットでは、検索サイトなどを利用して、さまざまな人々が発信する情報を収集できるが、テレビの場合は、テレビ局が放送したいと考える情報しか我々の元には届かない。また、娯楽番組が中心であるというイメージも、テレビは強い。
また、「どちらのほうが楽しいですか?」という質問を行ったところ、「テレビ」との回答は21.2%(70人)であり、「インターネット」は44.2%(146人)と、こちらでもインターネットに軍配が上がった。
2006年7月、約2年前の同様の調査では、「有益な情報」ではインターネットが強く、「楽しい」ではテレビが支持されていた。しかし、今回の調査では、娯楽性でもインターネットが支持される結果となった。
地デジへの移行など、様々な課題を抱えるテレビだが、インターネットユーザーのテレビ軽視傾向は、娯楽分野に関しても強まっているようだ。
情報化社会ついに現実的な数値としても浸透率を打ち出しました。かつては一般家庭ではテレビという娯楽の時代から、インターネットという時代に確実に移り変わっていますね。ネットサーフィンはもちろんのこと、それだけに留まらず、ネット上でのブログサービスや動画配信、そしてオンラインの通信販売サービスを利用しての買い物まで、個人の思うがままに利用できるようになりました。
一方で、個人情報の問題や、音楽配信や映画配信に関する著作権の問題が、新しい時代の問題点として議題にあげられてもいます。ネット上という匿名性の高い場所での利用がその理由の一つにあることは間違いないでしょう。これからはネット社会としてのモラルや倫理、セキュリティーに関しての個人の理解と知識の共有が大切なのです。
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