7日にノーベル物理学賞を日本人3人が受賞したのに続き、8日夜、ノーベル化学賞の受賞者にアメリカのボストン大学名誉教授の下村脩さんが選ばれました。 日本人のノーベル化学賞の受賞は6年前の田中耕一さんに続いて5人目で、ノーベル賞受賞者は下村さんで16人になります。
下村さんは、京都府福知山市生まれの80歳。現在の長崎大学薬学部を卒業し、名古屋大学の助教授やアメリカのウッズホール海洋生物学研究所を経て、現在、 ボストン大学医学部の名誉教授です。下村さんは、アメリカ留学中の昭和37年、オワンクラゲというクラゲからGFPと呼ばれるたんぱく質を分離し、これに 紫外線の光を当てると緑色に光ることを発見しました。「蛍光たんぱく質」とも呼ばれるGFPは、医学や生物学の研究でいわば目印として広く利用され、病原 体が体のどこに集まるかやがん細胞の増殖する様子など、これまで観察することの難しかった体の中での動きを実際に見ることが可能になりました。日本人の ノーベル化学賞の受賞は6年前の田中耕一さんに続いて5人目で、ノーベル賞受賞者は下村さんで16人になります。
ノーベル賞から少し遠ざかっていた日本のノーベル賞受賞者ですが、今回のこの受賞は非常に喜ばしい限りです。同じ日本人として誇りに感じますね。子供の科学離れがささやかれる中、こうした快挙は良い方向に進んでいくことでしょう。
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