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細胞内のエネルギー・システムでは、「走る」などの運動の際に生じる筋肉の収縮など、細胞の活動のエネルギー供給源としてアデノシン三リン酸(ATP)が使われている。この過程で、ATPは分解されてアデニル酸(AMP)に変わる。
こういった細胞の代謝作用における、重要な調整因子と考えられている物質が、AMP活性化プロテインキナーゼ(AMPK)だ。英国の研究チームは、 AMPKがATPの生成を加速する働きを持つことを明らかにしている[AMPKは、AMP/ATP比(細胞内のエネルギー状態,酸素状態,ストレス状態を 反映すると考えられる)を感知して活性化する]。
今回の研究で用いられた薬剤AICARは[AMPKを活性化させるもので]、細胞に取り込まれると代謝されてAMPの疑似体になることで、身体を欺いてよ り多くのエネルギーが必要だと信じ込ませ、より多くのATPを生成させる効果がある。これにより、細胞の活動に利用可能なエネルギーが増加するわけだ。
言い換えるなら、ATPが細胞のエネルギー伝達における「生体のエネルギー通貨」だとすると、AMPKはさらに多くの紙幣を刷る印刷局のようなもの。さらにAICARは、財務長官の名をかたり、印刷局に対し紙幣の増刷を促す偽の命令にたとえられる。
ただし、イースト・カロライナ大学のNeufer教授は、AICARに関する部分について、この研究の新規性に疑問を抱いている。同教授によれば、 AICARはかなり以前から、ミトコンドリア(細胞のエネルギー発生源)の形成にかかわるものと考えられてきた物質だ。つまり、ATP合成の役割を担うミ トコンドリアが増えれば、結果的にATPの量も増える、というわけだ。
「結局のところ、(この研究の)主要な発見は特に新しいものではない。この研究がこれほど権威のある学術誌に掲載されたことに驚いている」とNeufer教授は語る。
それでも、Evans氏が研究対象としている物質は、スポーツ関係当局の間で懸念を呼んでいる。というのも、トレーニングを積んだ運動選手がこうした薬剤を用いれば、持久力が高まるとみられるからだ。
Cell誌に掲載された今回の論文の中で、研究チームは、AMPKとは別の薬剤[「GW1516」]を使って、PPAR-デルタという、細胞内の代謝にか かわるタンパク質を活性化させることに成功している。この結果、運動トレーニングを課したマウスにおいて、68%の持久力増強がみられたという。

運動しなくとも持久力が保てるなんて、現代でも信じられないという人は多そうです。しかし研究チームの発表で、マウスの試験を行い、実証されているのです。これは革新的な凄い発見ですね。いずれサプリメントなどの商品として、発売されるようになるかもしれませんね。しかし副作用や後遺症なども心配というのが本音ですね。きちんとした安全性が求められます。
服用していて、晩年になってから体に支障をきたすのであれば、大きな問題となります。これからが大事な研究ということになるかもしれません。
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