工業用のコメを不正に転売していた大阪の加工米販売会社「三笠フーズ」の冬木三男社長が文書でコメントを出し、6年前、九州の工場担当者から「上手にやればもうかる。わたしはやり方を熟知している」と持ちかけられ、工業用のコメを扱うことになったと説明しました。
三笠フーズの冬木三男社長は、文書でまず「大事件を引き起こし、万死に値するものと深く後悔しています。厳しい裁きを受ける覚悟です」として謝罪していま す。そのうえで、工業用のコメを扱うようになった経緯について「6年前、倒産した加工米販売会社の経営者で三笠フーズの九州工場の担当者となった宮崎一 雄・元特別顧問に『上手にやればもうかる。わたしは十数年やってその方法、やり方を熟知している』と持ちかけられ『利益の上がる商売になりそうだ』と考え て工業用のコメを買い付ける資格を買い取った。その後も宮崎元特別顧問が主にさい配を振るい、任せきりにしていた」と説明しています。一方、これまでの取 材に対し、宮崎元特別顧問は「転売を提案したことはない」と否定しています。また、コメの安全性について、冬木社長は「検査の結果、基準値以下という結果 が出たので、安全と考え販売に踏みきった」とこれまでの見解を繰り返しています。さらに、もち米は三笠フーズから直接福岡県と熊本県の業者に売却され、帳 簿上佐賀県の業者に渡ったとしていたのは架空だったと認めました。冬木社長は「あいまいなことを説明してもよけいに混乱するだけ」として、今のところ記者 会見でこうした説明をする予定はないということです。
不正に転売することを持ちかけられたという経緯があるそうですが、やはりそれをそのまま実際にやってしまし、こうした問題がでてきています。工業用のコメを流用してお金にかえられれば得という安直な考えから大した責任感も無く行ったのでしょう。こうした問題が再び起きないようにしてもらいたいものです。
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