損害保険大手の「三井住友海上グループホールディングス」と「あいおい損害保険」、「ニッセイ同和損害保険」の3社は、早ければ来年秋にも経営統合するこ とで最終調整していることが明らかになりました。実現すれば、売り上げにあたる保険料収入で国内トップの損害保険グループが誕生することになります。
関係者によりますと「三井住友海上グループホールディングス」と「あいおい損保」、「ニッセイ同和損保」の3社は、早ければ来年秋にも持ち株会社のもとで 経営統合する方向で最終調整しています。3社は来月中の基本合意を目指しており、将来的には合併も視野に入れているものとみられます。「三井住友海上」 は、ことし3月期の決算で売り上げにあたる保険料収入が業界2位で、4位の「あいおい」、6位の「ニッセイ同和」との統合が実現すれば、保険料収入は2兆 7000億円を超え、最大手の「東京海上ホールディングス」を5000億円近く上回る国内トップの損害保険グループとなります。損害保険業界では、少子高 齢化と景気の悪化に伴う国内市場の縮小や、消費者の不信を招いた保険金の不払い問題の影響で、自動車保険や火災保険などの主力商品の販売が頭打ちとなって いるうえ、世界的な金融危機の影響で保有する金融商品が大幅に値下がりするなどして多額の損失を出す会社も相次いでいます。このため3社は、経営統合に よって営業基盤の拡大や事務システムの効率化を進め、競争力を高めるねらいです。業界の勢力図を塗り替える巨大グループの誕生は、損害保険の枠を超え、生 命保険や銀行を含めた金融業界全体の再編を加速させることも予想されます。
経済の危機の中、こうした動きが活発になってくることは確かですね。
日本の経済の不景気、不況が早く改善され、雇用問題や保険制度の問題が早急に解決されていくことを願います。
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