韓国・済州島で開かれていたアジア欧州会議(ASEM)財務相会議は16日、議長声明を採択して閉幕した。
声明は、「エネルギーと食料の価格高騰によるインフレ圧力の高まりが、世界経済を下振れさせるリスクとなっている」との懸念を表明した。ただ、具体策などを巡っては、各国の立場の違いも目立った。
一方、もう一つの主要議題だったアジアの経済統合については、「単一市場から単一通貨へと進んでいった欧州のケースは大いに見習うべきだ」(黒田東彦・アジア開発銀行総裁)との見解で一致した。議長国・韓国の 李 明博 大統領も「自分たちの中だけに閉じこもってはいけない」と経済統合の重要性を呼びかけた。
しかし、アジア域内では、欧州に比べて経済格差が大きいことや政治情勢が複雑であることなど、統合を目指すうえでの課題が多いことも、会議を通じ改めて明らかになった。
アジア欧州会合 ASEM
具体策について話し合うべきだとは思いますが、確かに国によって経済の違いはあります。
そんな中で、私たちの暮らしにも影響している、「食料の高騰問題(農林水産省)」が今後また顔を出し、主食とする食料の値上がりや、生活用品の値上がりで、家計を考えなければならない不安は拭えません。
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