米ZapMedia Servicesは米国時間2008年3月12日,米Appleを特許侵害で提訴したと発表した。Appleのデジタル・コンテンツ配信サイト 「iTunes Store」や関連する携帯型メディア・プレーヤ「iPod」などが同社の特許を侵害したとして,損害賠償を求めている。
ZapMediaが問題としている特許は,米国特許番号「7,020,704」(2000年10月5日申請/2006年3月28日成立)と 「7,343,414」(2005年9月20日申請/2008年3月11日成立)で,タイトルはそれぞれ「System and method for distributing media assets to user devices via a portal synchronized by said user devices」と「System and method for distributing media assets to user devices and managing user rights of the media assets」。ハードウエア,ソフトウエア,コンテンツを消費者に提供して,消費者がデジタル・メディア資産を自身で管理できるようにするシステムに関 するもの。
ZapMediaによると,同社は1990年代後半より,消費者がデジタル・メディア資産を楽しむための独自のプラットフォーム構築に取り組み, Appleを含めた多数の大手技術およびメディア企業と会って,そのビジョンを詳しく説明した。しかしその後,AppleはZapMediaの許可を得ず に,デジタル・コンテンツ管理ソフト「iTunes」を組み込んだiPodや,iTunes Storeを次々に発表した。
ZapMediaは2006年6月から2007年秋にかけてAppleとライセンス契約を結ぼうと働きかけたが,「当社の知的資産を守るために残された手段はこれ(提訴)だけだった」と訴訟に踏み切った理由を説明した。
今日のIT社会の影響により、比較的一般的な人々でも、音楽や映画、動画の配信が簡単に自分で楽しめるようになった世の中、このような問題が出てくるのも予想されたことでしょう。しかし、私たち一般人の楽しみが、このようなことがきっかけで、制限を多くされてしまい、思うようにエンターテイメントの部分をなくされてしまうというのは非常に残念なことになります。そうならないように、最初からきちんとガイドラインを設定して、メディアで配信していってもらいたいものです。
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