インターネットを始めた当初と比べて、ネットに依存していると思うことはありませんか?あまりに普段から検索に頼りすぎて、ヒマな時に 「ヒマ」って検索エンジンで検索してしまったり。これは極端な例かもしれませんが、今や何を調べるにもまずはインターネットという人は多いかと思います。
ところが、リサーチ会社のネットレイティングスによると、インターネット全体の「ページビュー」(ウェブページが閲覧された回数。以下PV)数が調査開始以来、初めて減少したそうなんです。ひょっとして、みんなもうネットに飽きちゃったってこと?
2000年から、毎年4月の1カ月間の『総PV』と『総利用時間』を調べています。確かに、今年の調査では総PVは下がりましたが、総利用時間はむしろ順調に増えています。とのこと。
しかし、全体のネット利用時間が増加しているのに、PVが減少するなんてことあるのでしょうか?
答えは、さらなるインターネット社会の技術進歩が見受けられました。
動画のストリーミングなどの『リッチコンテンツ』と呼ばれるページが増えたことが要因なのです。
つまり、YouTubeなどの動画サイトが増えたことで、1ページを閲覧する時間が長くなり、利用時間は増えているのにPVは下がる、という現象が生まれ たようです。ただ、例えばブログの人気度を測るのにPVが1つの指標になるかと思いますが、サイトの人気度を測る基準ってどうなるのでしょ う?
PVが絶対的な価値を持つ時代は終わると思います。たとえば、上地雄輔さんのブログが世界で最も見られているブログとしてギネスブックに認定されました が、上地さんのブログは1ページ当たりの文字数が少ないので、短時間にたくさんページをめくっていくことになります。それと、1ページにぎっしり情報が詰 まっているブログを、PVだけで評価することは難しいですよね。これからはPVに加えてページあたりの滞在時間などが重要になるでしょう。
情報化社会の発展と技術の進歩を他の追随を許さない勢いで日々進んでいます。これからもユーザー、つまり消費者にとってのサービス戦線は加速していくことでしょう。そのためのユーザビリティ、アクセシビリティがWebサイトには大切になってくるのです。
SEOをはじめとする、インターネットでの技術を一般の人々が当たり前のような知識として吸収し、消化してしまう時代が来るのはもうすぐかもしれません。
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