たばこ対策について話し合う関係省庁の会議が開かれ、未成年者の喫煙防止対策として導入された成人かどうかを識別するICカード「taspo」(タスポ)を持っている人が、たばこを吸う人の22%にとどまっていることが報告されました。
この会議は、がんや脳卒中を引き起こす大きな要因となっているたばこの対策を話し合うため開かれたもので、厚生労働省や財務省など11の省庁の担当者が出 席しました。この中で、財務省の担当者から、未成年者の喫煙防止対策として業界団体が導入したICカード「タスポ」の普及状況が報告されました。
タスポ は、たばこを自動販売機で買う際にカードをかざして購入者が成人であることを確認するものです。今年の3月から各地で順次導入が始まり、来月1日には関 東地方などにも拡大され、全国どの地域でも、タスポを持っていないと自動販売機ではたばこを買うことができなくなります。
財務省によりますと、成人かどう かを識別する装置が付けられたたばこの自動販売機は、全国43万台余りの96%に当たるおよそ41万7000台に上っています。
一方、タスポの発行枚数は 574万枚と、たばこを吸う人の22%にとどまり、たばこを自動販売機で買う人が減っていることがうかがえるということです。会議では、たばこの健康被害 について学校の授業で教えるなど、引き続き未成年者の喫煙防止対策を徹底していくことを申し合わせました。
タスポの所持率が意外と低いことが驚きです。
日本には喫煙者はかなりたくさんいるという個人的な考えもありましたが、実際は減少傾向にあるようですね。このタスポの所持が義務付けられたことを機会に禁煙をはじめる方もいらっしゃるかもしれませんね。
タスポの目的
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