紫色などの古代米の稲を植えて田んぼに巨大な絵を描いた青森県田舎館村の「田んぼアート」で稲刈りが行われました。収穫されたコメは11月に開かれる地元の収穫祭で稲刈りの参加者に贈られるということです。
「田んぼアート」は、青森県田舎館村が村おこしの一環として毎年行っています。ことしは、村役場の隣にあるおよそ1.5ヘクタールの水田に青森県の主力品 種「つがるロマン」と紫や黄色の古代米を使って七福神の「恵比寿(えびす)様」と「大黒様」が描かれました。参加したおよそ600人の多くは稲刈りは初め てで、農家の手ほどきを受けながら、かまを使った昔ながらの稲刈りを体験していました。隣の弘前市から親子で訪れた36歳の主婦は「初めてですが、子ども も一生懸命刈っているようで、楽しいです」と話していました。また、9歳の女の子は「去年も参加したけれど、ことしのほうが上手に刈れたので楽しかった」 と話していました。
だんだんと農耕の文化が衰退してきた日本でも、このような取り組みによって再び大地の恵みから食物を栽培することの喜びと楽しさに触れ合える機会が生まれることは素敵だと思います。
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