福田総理大臣は、8月1日の公明党の太田代表との党首会談など、内閣改造に向けた段取りが順調に進めば、8月1日に内閣改造に踏み切る意向を固めました。
内閣改造をめぐって、福田総理大臣は31日、WTO・世界貿易機関の閣僚会合に出席していた若林農林水産大臣と甘利経済産業大臣から、閣僚会合の経過など の報告を受けたあと、与党側と相談したうえで、内閣改造に踏み切る決断をしたいという意向をにじませていました。そして、31日夕方にこの報告が終わった ことから、福田総理大臣は、8月1日午前9時に太田代表と党首会談を行い、内閣改造をめぐって協議することになり、内閣改造に向けた段取りが順調に進め ば、8月1日に内閣改造に踏み切る意向を固めました。
福田総理大臣は、31日午後6時すぎに、総理大臣官邸で記者団に対し「あすの朝、与党の党首会談をし て、今後の政治日程を含めて、いろいろ協議したい。そこですべて決めたい。政策課題にどう挑戦していくか、それにはどういう態勢がいいか話をしたい」と述 べました。また、記者団が「内閣改造するしないを含めて、決めているということか」と質問したのに対し、福田総理大臣は「いろいろと考えているが頭の中に はある。いずれにしても党首会談で、与党どうしで決めたいと思う」と述べました。さらに、記者団が「あすの内閣改造はありうるのか」と質問したのに対し、 福田総理大臣は、「党首会談次第だ」と述べました。
こうしたなか、福田総理大臣は、31日午後9時すぎから、町村官房長官と総理大臣公邸で会談しました。 会談のあと、町村官房長官は記者団に対し「あすの党首会談が順調にいけば、午後に臨時閣議を開き、今の閣僚の辞表を取りまとめたあと内閣改造を行い、認証 式はあさってになる」と述べました。また、いったん地元の京都に向かった自民党の伊吹幹事長は東京に呼び戻され、福田総理大臣と会談しました。会談後、伊 吹幹事長は記者団に対し「福田総理大臣からは党の段取りをよろしくお願いしますと言われた」と述べました。
総理の主張のように内閣改造へ向けて、1日に動き始める予定ですが、党首会談が今回の政治推進のネックになってくるところですね。支持率が落ちる中、世論の意見が反映された改革となるのかが難しいところですが、今までもガソリン税の問題や、洞爺湖サミットでの国民が納得できた部分が少ない論議の中で、この先内閣がどう移り変わっていくのかが、注目されています。
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